2021.09.28
NOBLESSEパーソナルトレーニングジム
ベースボールレッスン
野球の指導で”下で打て” ”下で投げろ”とよく言われます。下というのは下半身のことで、もっと下半身を使え!ということになりますが、どうすれば下半身を効率よく使うことが出来るのか?
まず、下半身を使えていないということは、手打ち、手投げの状態です。体がインパクトやリリースの前に突っ込んでしまい、下半身のターンがうまくできていないのです。
運動連鎖という言葉をご存じでしょうか
運動連鎖とは、スポーツ動作を行うとき、一部分だけの関節を動かすというよりも、さまざまな筋肉や関節などを動かしながら複雑な動作を行うことが圧倒的に多いと思います。野球は足を地面につけて動作を始めることが多く、「足→体幹→腕→指」へと伝達し、最終的にボールに力を加えながらリリースすることになります。バッティング動作も同じく「足→体幹→腕→手首→バット」へと力を伝え、最後にボールとバットをアジャストさせることでボールを前に飛ばします。このようにさまざまな筋肉や関節などが連動して働くことを「運動連鎖(キネティックチェーン)」と呼びます。
このようにスイングや投球動作を行うときに”手”というものは最後に働くことになります。
しかし、バッティングではバットでボールを打ちたい!という意識が強くなり、足の関節よりも早く、手が動いてしまうことが手打ちになる原因です。投球動作も同様。
バッティングや投球は先に下半身の関節が回り、上半身、手となりますので僅かですが、そこにはタイムラグが起こります。これを理解しておくと、”下で打つ” ”下で投げる”ということがわかるかもしれませんね(^^)/